看護師の転職の流れ_STEP5【円満退職から転職へ】

内定をもらっただけだと、転職のゴールとは言えません。
最終目標はやはり職場を変えること。現職の退職のタイミング・やめ方が、なかなか重要になります。
ここでは退職のポイントを解説していきますので、円満な退職をして新しい職場で素敵な新生活をスタートさせましょう。

内定が出たら・・・

内定を受ける場合

雇用条件の確認

基本の流れでは、内定後に具体的な雇用条件が提示されます。
※労働時間・賃金等の重要事項に関しては書面で明示することが労働基準法で義務づけられています。なので、内定通知書の中に雇用条件の詳細が記載されているケースが多いいようです。

 

また、入職後のトラブルを防ぐために、少しの疑問も納得するまで確認しておくことが重要です。
もし、追加で待遇・条件を交渉して、認めてもらえた場合は、必ずその内容も書類に追記してもらいましょう。
口約束だけだと、後々不利になる場合があります。

内定承諾の返事

受け取った内定承諾書に署名・捺印することで内定が確定する施設もあれば、口頭の承諾で確定する施設もあります。
どちらにせよ、内定を承諾し確定したら、以降は断ることはできないと考えましょう。

 

この承諾手続きは、あまり期間を空けず(理想は2~3日以内、長くても1週間以内)に行なうようにします。

 

次のステップとして、正式な入職日を決めていきます。
ここで注意なのが、一度決めた入職日は変更することができません。
ですので、現職の有休などを考慮したうえで、入職日を決めましょう。

 

入職日が決まったら、オリエンテーションの日時や、勤務に必要なもの(ユニフォームや靴)の支給と自前の範囲を確認し、初出勤日から心象が悪くならないよう気をつけましょう。

必要書類の用意

内定を承諾して入職が確定すると、内定通知書(正式版)、内定承諾書のほかに、健康診断の案内、事前オリエンテーションの通知書、扶養控除などの申請書、給与振込先についてなどの記入書類、などの必要書類が送られてきます。

 

内定通知書には雇用条件が記載されているので、誤りがないことを確認し、内定承諾書にサインをしましょう。
また、源泉徴収書や年金手帳、雇用保険被保険者証、身元保証人のサイン書といったものが必要な場合もありますので、ほか指定された書類の準備も忘れないように気を付けましょう。

辞退する場合

辞退する場合、なるべく早めにその旨を伝えるようにしましょう。
言いづらいことなので先延ばしにしてしまいがちですが、連絡が遅くなるほど病院に迷惑になりますので、意思が決まった時点で連絡しましょう。

 

また、理由を伝える際は「一身上の都合で」などぼやかした表現で伝えるようにすることがマナーです。
原則として内定承諾後の辞退はNGです。
やむを得ない理由で辞退する場合は、角が立たないように十分に配慮して伝えましょう。

返事を保留させてほしい場合

独善的に「待ってください」というのではなく、「お待ちいただくことは可能でしょうか?」という風に丁寧に聞きましょう。

 

状況によっては理由を聞かれることがありますので、事前に当たり障りのない言い訳を考えておきましょう。
本当の保留理由が、「返答が来ていない病院と比較したい」だとしても、絶対に言わない方がいいです。

 

また、保留期間は1週間程度までにしましょう。
待たせすぎてしまうと、病院にも人材確保のスケジュールがありますので、内定取り消しになる可能性があります。

円満退職の秘訣

やめるからと言って、現職への対応がおざなりになってはいけません。
社会人として誠実かつ大人な対応が求められます。
職場の同僚への報告、業務の引き継ぎ、有給消化、退職の挨拶など、気をつけるべきことや、押さえるポイントをまとめました。

退職の報告

現職の内規を確認し、「退職希望日より何日前までに連絡する」などの規則を破らないように、転職先が決まったらなるべく早く連絡するようにしましょう。
まずは直属の上司に退職する意思を直接口頭で報告し、その後に、病院側と相談しながら、正式な退職日を決める流れになります。

 

また、相談した際に引き止めにあうケースも多いので、意思が固い場合は毅然と断る覚悟をもって報告をしましょう。

業務の引き継ぎ

受け持ち制の場合は、患者情報をデータ化・マニュアル作成などの工夫をして、後任者が伝わりやすいように引き継ぎをしましょう。
また、引継ぎのスケジュール感や、引き継ぎ先の後任者などを、Excelなどで計画書を用意しておくとスムーズに引き継ぎができます。

 

退職後の不具合の解消として、引き継ぎに関する質問や確認の時のために
退職後の連絡先を残すこともいいかもしれません。

有給消化

有給休暇は未消化分がある場合、退職日前に消化することが可能です。
消化する場合、未消化分の日数を考慮して、退職のスケジュールを立てなければいけません。
まれに有給消化を断られてしまうことがありますが、雇用主の病院側は、取得時期を変更する権利はありますが、有給取得の拒否は法律的にできません。

 

もし、有給消化を拒否された場合は労働基準監督署に訴えましょう。
ただし、十分な引き継ぎを心がけ、不十分な引継ぎの状態で有給を取得しようとするなど、周囲に迷惑をかけないように気を付けなければいけません。
また、有休期間中は別の病院に入職することはできません。

退職のあいさつ

お世話になった上司、一緒に働いた同僚、看護部以外のお世話になった医師や病院関係者にも挨拶いきましょう。
退職理由などについては触れる必要はありません。「一身上の都合で退職することになりました」と伝えればいいでしょう。

 

転職先の病院がどこであれ、いつまた一緒に仕事をするかはわかりませんし、医療業界のつながりは狭いものです。
悪い噂は広まりやすいとも言われますので、「立つ鳥跡を濁さず」最後の印象は良くしておくことをお薦めします。

まとめ

自己分析から始まり、円満退職までを紹介した転職マニュアル。
いかがでしたでしょうか。看護師のみかたでは転職する看護師さんを応援しています。

今回紹介した内容は人によって異なる内容が多くすべての転職にマッチするわけではありませんが、あなたの転職の少しでも参考になれば幸いです。

もし今回紹介した方法には少し合わない、また参考になったが勇気が出ないという方もいらっしゃるかと思います。

そんな時、看護師の皆さんの味方でいてくれるコンサルタントがいれば
きっと希望に沿った転職が実現できるはずです!

あなたの味方でありたい【看護師のみかた】では優秀なコンサルタントと求人を持つ転職サイトをランキング方式で掲載しています。
ぜひあなたの素敵な転職の参考にしてください!

看護師転職サイト人気ランキング!

「この転職サイト希望に合う求人がない...」
こんなことを言う看護師さんは転職サイト選びに失敗しています!

「病院への雇用条件の交渉が得意な転職サイト」「ママさん向けの求人が多い転職サイト」など
各転職サイトは特徴が違いますので、自分の希望の条件にあわせて転職サイトを選ぶことがとても重要です!

転職活動はサイト選びの時点で始まっています!
当サイトでは主要転職サイトの特徴や口コミをもとにランキングを作成していますので是非参考にしてください!

おすすめの記事