救急看護師になるには?憧れの救急看護師の仕事内容と役割を紹介!

憧れのポジションとして人気の救急看護師。しかしその反面大変な仕事も多いようです。
今回は救急看護師の仕事内容と役割を紹介しますので、今後のキャリアプランの参考にしてください!

 

救急看護師って具体的に何?

救急看護とは「突発的な外傷、急性疾患、慢性疾患の急性増悪などのさまざまな状況によって、救急処置が必要な対象に実施される看護活動。救急処置を中心とした初療段階での看護実践で、場所、疾患、臓器、対象の発達段階、診療科、重症度を問うことはない。主に、救急外来や救命救急センターなどの救急医療施設での看護をさすが、院内急変、病院前救護、災害救急医療、学校保健、産業看護などの場にも救急看護実践がある」(医学書院、看護大事典(第2版)より)

簡単に言うと、救急看護師は救急医療施設で働く看護師の事です。
救急とは「救急外来」か「救急病棟」が該当します。救急看護師は救急外来で働くことが多いですが、入院施設がある病院では救急病棟で働くこともあります。
また救急看護師は他にも様々な場所で働いています。休日夜間患者センターや休日外来、ドクターヘリなどでも救急看護師は活躍しています。

ここでワンポイント!
救急外来と救急病棟の仕事内容の違い

救急外来 救急外来では訪れた患者さんの看護が主になります。「訪れた」とは外来を受診した患者さんと緊急搬送された患者さんを指します。
症状の軽い患者さんから救急車で搬送された重症の患者さんまで幅広く対応をします。
救急病棟 救急病棟では、入院している患者さんの看護ケアを行います。
救急外来で治療が終わった患者さんが入院することが多いので、外来に比べると容体が安定している傾向があります。

また認定看護師としてキャリアアップをしている救急看護師もいます。
認定看護師21分野の救急看護で認定されている看護師は救急看護認定看護師になります。

救急看護師の仕事内容

救急看護師は下記の仕事が主になります。

初期治療・検査の補助
    • 救急科や救急外来に患者が搬送されてきたとき、初期治療や検査の補助を行います。
      「初療室」という患者受け入れの窓口となる診察室で応対します。
診療の補助

救急看護師は他の科と比べ緊急度・重症度の高い患者の診療補助を行います。
緊急搬送の場合は救急救命士から情報を受け取ったりして、医師と連携を取りながら治療の補助を行います。

トリアージ
  • 救急看護師が病院で行うトリアージは、患者さんの容体や緊急性を確認し、診療や処置の優先順位を決めます。
    名前や年齢などの基礎情報を聴取したうえでフィジカルアセスメントを行い、優先順位をつけます。

救急科で働く魅力

幅広い分野のスキルが習得できる

幅広い診療科の看護スキルが身につくことが大きな魅力です。
救急科には、勤務する病院に存在するすべての診療科の患者さんが搬送されてくる可能性があります。ですので、救急看護師は幅広い科の知識が必要になります。

冷静な判断力が身につく

また冷静な判断力が身につくことも魅力の一つと言えるでしょう。
救急科には緊急搬送の患者さんが運ばれてきます。緊急搬送の患者さんは生命の危機にさらされている患者さんも多くいるため、瞬時に状況や病状を把握して冷静な判断をくださなければいけません。そのため判断力が身につきます。

この2つのスキルは、救急科だからこそ身につくものなので、もしほかの部署にキャリアチェンジしても非常に重宝されるでしょう。

お給料が高め

忙しく多くのスキルが求められる救急看護師は基本的にお給料が高めです。
基本給が一般的な看護師よりも高く設定されていることがほとんどです。
また、一般的な看護師が受け取る手当ては当然救急看護師も受け取ることができます。
皆勤手当て、残業手当、夜勤手当、などです。しかも救急看護師は役職手当がつくこともありますし、その特殊な性質から「危険手当」というものがつくこともあります。

基本給の高さはそのままボーナスに反映されますので、それらをまとめるとやはり一般的な看護師よりも高い収入を得ていることがほとんどです。

救急科で働く大変なところ

救急科で働く大変なところはやはりそのハードさでしょうか。
一般的な看護師と比べてもハードな仕事内容なので注意が必要です。

精神的にハード

メリットでもお伝えしましたが、救急科はほかの科に比べて重症の患者さんが多いです。
そのため、目をそむけたくなるような場面に直面します。そして、人の死に立ち会うことも少なくありません。
患者の命が危険な状態になっているケースでは、ちょっとした対応ミスによって、大切な患者の命が失われてしまう可能性があります。
救急看護師はそのプレッシャーと戦い続けなければならないのです。

体力的にハード

救急看護師はとにかく忙しいのです。夜勤に入らなければいけない病院がほとんどですし、患者さんにあわせて仕事をしなければいけないので残業はもちろん、休憩に入る暇がない、どころか食事をとる時間の確保すらままならない日も珍しくありません。

最後に

ここまで救急看護師の仕事内容とメリットデメリットを紹介しました。
救急科で働く看護師は多くの多くの知識を持ち、その分多くの手当てをもらえる憧れのポジションです。
半面とても大変なポジションです。しかしハードだからこそのスキルアップ、ということを忘れてはいけません。その忙しさが救急看護師の広い知識と判断能力の証明とも言えるでしょう。

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